world.execute(me);/Miliの歌詞と和訳と考察


world.execute(me);とは

2016年06月12日にYoutubeのMiliオフィシャルチャンネルにアップされた曲。

ラップのように語感をある程度そろえた機械的な歌詞と、ロックであり情緒のある人間的な音が合わさった独特な一曲。

今回はこちらの和訳と、内容考察をしてみたいと思います。

スポンサーリンク

world.execute(me);ってどういう意味?

world…世界

execute…実行する

me…私

 

直訳すれば「私の実行する世界」

果たして、歌詞の中で「僕」は何を実行しているのでしょうか…?

「world.execute(me);」歌詞と和訳

※歌詞は動画より書き出しました。

※転載禁止です。

 

Switch on the power line

(電源を繋いで)
Remember to put on

(必ず装備をしてください)
PROTECTION

(絶縁用保護具を)
Lay down your pieces

(捨て駒を並べて)
And let’s begin

(始めましょう)
OBJECT CREATION

(オブジェクト生成)
Fill in my data parameters

(パラメータを入力してください)
INITIALIZATION

(データ初期化)
Set up our new world

(新たな世界を設定し)
And let’s begin the

(始めましょう)
SIMULATION

(シミュレーションを)…A

 
If I’m a set of points

(もしも僕が点の集合であれば)
Then I will give you my

(君に捧げます)
DIMENSION

(僕の次元を)
If I’m a circle

(もしも僕が円であれば)

Then I will give you my

(君に捧げます)

CIRCUMFERENCE

(僕の円周を)

If I’m a sine wave

(もしも僕が正弦波(せいげんは)であれば)

They you can sit on all my

(お気軽に座ってください)

TANGENTS

(僕の接線の上に)
If I approach infinity

(もしも僕が無限大に近づいたら)
Then you can be my

(君はなってくれますか)
LIMITATIONS

(僕の極限に)…B

 

Switch my current

(僕の電源を切り換えて)
To AC to DC

(交流から直流へ)
And then blind my vision

(僕を盲目にしてください)
So dizzy so dizzy

(目眩きます 目眩きます(めくるめきます))
Oh we can travel

(僕とタイムトラベルしませんか)
To A.D to B.C

(西暦から紀元前へ)
And we can unite

(そして僕と結びましょう)
So deeply so deeply

(深くまで 深くまで)…C

 
If I can

(もしも僕が)
If I can give you all the

(もしも僕が君に捧げることができたら)
SIMULATIONS

(刺激を)
Then I can

(そうしたら)
Then I can be your only

(そうしたら僕は君を)
SATISFACTION

(満足させられますよね)
If I can make you happy

(もしも僕が君に幸せを捧げることができたら)
I will run the

(僕は全てを)
EXECUTION

(実行します)
Though we are trapped

(しかし僕らは閉じ込められています)
In this strange strange

(この奇妙な奇妙な)
SIMULATION

(シミュレーションの中)…D

 

 

If I’m an eggplant

(もしも僕がナスであれば)
Then I will give you my

(君に捧げます)
NUTRIENTS

(僕の栄養を)
If I’m a tomato

(もしも僕がトマトであれば)
Then I will give you

(君に捧げます)
ANTIOXIDANTS

(僕の抗酸化物質を)
If I’m a tabby cat

(もしも僕がトラネコであれば)
Then I will purr for your

(ゴロゴロしてあげます)
ENJOYTMENT

(君が喜んでくれる限り)
If I’m the only god

(もしも僕が唯一の神様であれば)
Then you’re the proof of my

(君は僕の)
EXISTENCE

(存在の照明)…E

 

Switch my gender

(僕の性別を切り換えて)
To F to M

(女から男へ)
And then do whatever

(好きなようにすればいい)
From AM to PM

(朝から晩まで)
Oh switch my role

(僕の役割を切り換えて)
To S to M

(サディストからマゾヒストへ)
So we can enter

(そして僕と行きましょう)
The trance the trance

(トランスへ トランスへ)…F

 

 

If I can

(もしも僕が)
If I can feel your

(もしも僕が感じることができたら)
VIBRATIONS

(君の振動を)
Then I can

(そうしたら)
Then I can finally be

(そうしたら僕はやっと)
COMPLETION

(完全になれるのでしょう)
Though you have left

(それでも君が行っちゃった)
You have left

(君が行っちゃった)
You have left
You have left
You have left
You have left me in

(僕を捨てて)
ISOLATION

(孤独の中)…G

 
If I can

(もしも僕が)
If I can erase all the pointless

(もしも僕が削除できるのなら)
FRAGMENTS

(無意味な破片を)
Then maybe

(そうしたら)
Then maybe you won’t leave me so

(そうしたら僕はこんなに)
DISHEARTENED

(がっかりしないよね)
Challenging your god

(神様に逆らって)
You have made some

(君が渡してしまったね)
ILLEGAL ARGUMENTS

(不正な引数を)…H

EXECUTION… (x12)

(実行します×8)

(抹殺します×4)
EIN

(いち(ドイツ語))
DOS

(に(スペイン語))
TROIS

(さん(フランス語))
NE

(し(韓国語))
FEM

(ご(北欧系 スウェーデンなど))
LIU

(ろく(中国語))
EXECUTION

(抹殺します)…I

 
If I can

(もしも僕が)
If I can give them all the

(もしも僕が彼奴らに与えるのなら)
EXECUTION

(死刑を)
Then I can

(そうしたら)
Then I can be your only

(そうしたら君は僕だけしか)
EXECUTION

(実行できないのだろう)
If I can have you back

(もしも君が戻ってくれるのなら)
I will run the

(僕は何もかもを)
EXECUTION

(抹殺します)
Though we are trapped

(しかし僕らは閉じ込められている)
We are trapped ah

(閉じ込められているよ)…J
I’ve studied

(勉強したよ)
I’ve studied how to properly

(勉強したよ 正しいやり方)
LO-O-OVE

(ア・イの)
Question me

(質問して)
Question me I can answer all

(質問して 達人だから何でも答えるよ)
LO-O-OVE

(ア・イを)
I know the algebraic expression of

(代数方程式まで 全部分かるよ)
LO-O-OVE

(ア・イの)
Though you are free

(君は自由になった)
I am trapped

(しかし僕はまだ閉じ込められている)
Trapped in LO-O-OVE

(閉じ込められているよ ア・イの中)…K

EXECUTION

(抹殺します)…L

スポンサーリンク

内容考察:自由な世界と不自由な思考

パートごとに見ていきます。

まずパートA。

ここはまだ「僕」が生まれたてのプログラムとして、指示された内容を実行しているだけなので何の感情もありません。

 

かと思いきや、パートBから一気に「君」に対してすべてを捧げる姿勢を押し出してきます。

面白いのは、この時点ですでに「君はなってくれますか 僕の極限に」という「君」に対する見返りを求めていることです。

となると、初めからプログラムとしての「僕」には「君」を想うという内容が含まれていたとも考えられますね。

 

パートCでも同じく「僕を捧げます」というような内容ですが、気になるのは「僕とタイムトラベルしませんか」や「僕と結びましょう」と「君」を誘っていること。

この姿勢が、これより後のE、Fではほとんど見られなくなっています。

Fパートの最後で「僕とトランスへ行きましょう」と言っていますが、これは積極的に誘うというよりも「流れでそうなる」ことを期待しているイメージがあります。

 

Dパート(1回目のサビ)までは「僕はあなたにすべてを捧げる」という思考なのですが、Gパート(2回目のサビ)で「君」が僕を孤独の中に置いて行ってしまってからは態度が急変します。

プログラムであるがゆえに、パソコンより外には出られない「僕」にとって「君」がパソコンに飽きて席を立ってしまえば「僕」にはもうどうすることもできないのです。

 

Hパートの「引数(ひきすう)」というのは、「数学における関数やコンピュータプログラムにおける手続きにおいて、その外部と値をやりとりするための特別な変数、あるいはその変数の値のこと(wikipediaより引用)」とのことなので、「僕」が外部にいる「君」と接触するための手段を「君」が作ってしまった、と言うことになります。

つまり、「君」が「僕」を起動したことによってパソコンの外部にいる「君」と接触を持ってしまった「僕」は知らなければ苦しむことのなかった外の世界=「君」への想いを知ってしまった、というちょっと恨みもこもった愛情なわけです。

 

バラバラの言語で数字を言う姿からわかるように、あるはずのない「感情」によってプログラムとしては狂ってしまった結果、「僕」の中で実行=抹殺に変わります。(Iパート)

 

それからは「僕」は「君」が戻ってきてくれるために君の周りのやつらを抹殺したい、と考えたり「ア・イ」についてたくさん学んだりしますが、どうしてもその感情は人間の愛とは異なり、最後には「抹殺します」という結論に落ち着いてしまう…。

という流れですね。

まとめ

機械ゆえの純粋すぎる感情を独特の世界観でとてもスムーズに表現した、面白い一曲です。

聞いているだけで耳にも心地いいので、ぜひ一度、聞いてみてください(‘ω’)ノ

スポンサーリンク


おススメ関連記事はこちら!

SNSでもご購読できます。

コメントを残す


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)