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狐、『おそ松さん』見るってよ
こんばんは、毎日アニメ三昧!狐です。
Twitterであまりにも友人たちが『おそ松さん(^q^)』を連呼するもんで、「そんだけ言うなら見てやろうじゃねーか」と見た結果、
ドはまりしました
くっそ…悔しい…なんか悔しい…。
こんなにはまるのは多分ヘタリア以来かな…。
即、密林で雑誌とCDの購入とフィギュアの予約を済ませました。ウェヒヒ
で、今日はなんでここまで『おそ松さん』がはやったのかを考えてみたいと思います。
商品化担当の杉浦さんですら某雑誌で「なんでこんなに売れたか理由がわかんないww」って言ってましたが、狐はちゃーんとわかってますよ
なぜなら搾取される側だから!!!!持ってけドロボー、バーローチクショー。
『おそ松さん』の基本的な魅力とは?
「基本的な魅力」ってそもそもなんだよって話ですけど、面白いアニメってある程度法則があると思うんですよね。
それをいくつ『おそ松さん』が満たしているのかっていう話です。
もちろん、合う条件が多いほどはやる。
では、『おそ松さん』のもつ「流行する条件」とは?
- 絵が簡単
- キャラクターがはっきりしている
- イメージ付けがうまい
- 組み合わせが多い
- 設定が簡単
- 設定が雑
1から順番に見ていきましょうか。
1.絵が簡単
これはシンプル。公式の絵が複雑でない。
勘のいい方ならわかりますね?そう、これはつまり二次創作が捗りやすいということです。
このネット最強時代、二次創作の数=宣伝の数=視聴者の増加に直につながる、というもの。
今回の『おそ松さん』ブームでは、初めて二次創作をした人がものすごく多いというのが特徴です。
だって言っちゃ失礼だけどおそ松さんのキャラって誰でも描けちゃうんだもん。(※褒めています)
でもこれってファンにとってはかなり魅力的なんですよね。
だって自分で自分の欲求を満たせるんですもの…。あっなんか発言がキケン。
まあこの特徴は一長一短なんですが(自分では描けない綺麗な絵だからこそその作品が好き、と言う場合ももちろんあるため。)、
それにしてもこの『おそ松さん』は最近のアニメにはなかなかないくらいキャラを簡略化してきたことで、逆に多くのファンを掴めてますね
2.キャラクターがはっきりしている
これもシンプル。好きか嫌いかがはっきりするキャラクターの方が評価を得やすいってことです。
流行っていうのは結局「世間一般の皆様の意見」なわけですよ。
で、ファンだろうがアンチだろうがその意見がアツく燃えあがるためには、キャラクターが「好き」か「嫌い」ではっきり言える対象であることが大事なんですね。
普段生活してて「普通だな」って思うことに対してわざわざ何か言わないでしょ。
そんなんしてたらTwitterのタイムラインが「今、自分マジ呼吸したわー」とか「夜寝るわー」ってなるし、そんなんなにも感想とか出てこないでしょ。
じゃあ何に足して発言するかって「んんんんん好き(^q^)///////」っていうときとか「んんんんん殴りたい(^q^)」っていうときにわざわざ声を上げるわけですよ。
だから、良くも悪くもいろんな人の意見を言わせること。それが大きな波を作って「流行」になるわけです。
で、そのとき6つ子はキャラとして、長男から順に「最強のバカ→愛すべき痛男→真面目風オタクズ→実はあんまり深くない闇+M→史上最強に明るい狂気→あざと可愛い+キモカワ」と
一言(?)で表せるキャラクターがついてる。
これは新しい人を引き込みやすいですわな。
3.イメージ付けがうまい
2ともちょっと似てるんですけど、そこからさらにキャラクターを簡略化してテーマカラーがついてる。これもでかい。
なんでかっていうと、色っていうのは日常の中に常にあるのでわざわざ公式グッズである必要がないんですよね。
例えば「あっ私のシャーペン青(カラ松のカラー)だ」とか、「あっこの赤い服、おそ松兄さんの色だ」とか、そうやって日常のいつでもどこでも楽しめるわけですよ。
恋と同じで、相手のことを思い出す機会が多ければ多いほど人間て勝手にときめいちゃって自分でテンションを上げていくんですよね、単純!フウーゥ!
でもこれは販売の拡大という意味ではめちゃめちゃでかいですよ。
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4.組み合わせが多い
これはどういう意味かと言うと、6人もキャラがいたら2人組は30パターン、3人組は120パターン、4人組は(以下略)作れるじゃん!!!てことです。
何に活きてくるかと言うと想像が捗る。まあ二次創作が捗る、みたいなもんですがそれよりもっとずっとハードルが低い。(視聴者に優しい)
しかも今回はうまいことに6人全員主人公みたいな扱いなので、誰がメインでもおkなわけです。
とすれば、6つ子たちの日常を考えることはもちろん、3次元のパロディ要素を入れても2次元のファンタジー要素を入れてももう何に突っ込んでもネタと配役が誰かしら合うわけですよ。
そんな都合のいい話、普通はあるわけないのに今回なぜかそうなっちゃったんですよねぇ。なんでって6つ子だから。これに尽きる。完全に設定の大勝利…。
5.設定が簡単
『おそ松さん』の場合、くくりが「ギャグアニメ(おそ松曰く「自己責任アニメ」)」なので難しい設定がないんですよね。
例えば狐は日本史がくっっっそ苦手なので、イメージだけで「戦国モノ」のアニメって見ないんですよ、あと機械も見てるとわけわかんな過ぎてぞわぞわするので「ロボット系アニメ」もなかなか見ない。
その点『おそ松さん』は何の問題もなし。どこにでもよくある、どこにもない話。この線引きが非常にうまい。
『おそ松さん』てどんなアニメ?って聞かれたら「クズでニートな6つ子が面白い日常を過ごす話」で伝わるわけですよ。
このくらいの簡単な設定の方が、はやる。
6.設定が雑
褒めてます。disってません。
これは設定にところどころ穴があったり、抜けている情報が意図的に入れられているっていう意味です。
そうするとどうなるか?ホラー要素、鬱要素、胸糞要素にまで守備範囲が一気に広がるんですよ。
例えば十四松。言わずもがな、そもそものキャラ設定が「明るい狂気」。狂気ってなんだよと。これは突っ込むしかないぞと。
そうなると人間張り切るんですねー。なんでこうなった、いつからこうなった、何かヒントはないかと情報を死ぬ気で集める。
そうです、設定に穴があるということはその設定を埋めるために動きたいという欲求を刺激するということなのです。なにこれ公式怖い。
ていうかそもそも「おそ松くん」の時点で6つ子全員死んでるはずなのにみんな生きてるし。根っこがもはや狂ってるし。と考え始める夜も眠れませんよねうふふ。
『おそ松さん』特有の魅力とは?
これは完全に今までにないパターンだと思うんですが、主人公が6人て。
わけわかんないよ、ポケモンで出てくる数百匹の全パラメータが一緒だったら世界が破綻するだろって。
それがなんで破綻してないの…と考えると、話の流れがないからです。要は何でもありなんです。
じゃなかったら話が破綻するか、破綻してないけど話のボリュームが異常なまでに多くなるかのどっちかです。
短編つめこみ形式30分アニメ、という形をとっているからこそ、この奇跡的な条件が活きるんです。
これで映画化1時間半ストーリー1本とかにしてみろ、まとまりつかなくてスタッフが死ぬぞ。
ただ、いろんな線上の物語が存在するからこそ、それがどこかで繋がっていたりいなかったりするのが楽しいんですよね。
でもこれ、かなり頭使う作業なんですけどね…。
だってSIRENとか考えてみてよ、全部条件回収するためにキャラクターたちがどれだけの奇行を繰り返してると思ってるの…。
とりあえず3気に期待しよう
見始めるのがものすごく遅かったので、もはや公式アニメが終了直前というこの状況。
でもグッズ展開や盛り上がりの熱量から考えて3期の可能性はものすごく大きいので、まだまだ期待して待機していきます。
あっ、ちなみに狐は6つ子全員好きだし、推し松誰か一人なんて選べないよ、マッスルマッスル!!ハッスルハッスルぅ!!
ではまた明日!ボエー!!!
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