web漫画の頃から追ってました
(バナークリックで作者HPへ飛びます)
確か2ちゃんねるのスレかなんかの「面白い漫画おせーて」って感じのページで見つけたのがきっかけで、原作漫画をずっと追って読んでたらまさかのアニメ化しました。
原作は確かに内容がすごく面白かったんだけど、とにかく「マジメに描け」っていう印象が強くて(バナー参照)
コマ割りうまいから普通に読みやすいし、話の展開も非常にスムーズだし…けど「マジメに描け」(バナー参照)
ということで、まさかアイシールドの村田雄介先生の絵柄でしかもマッドハウスの製作でアニメになるなんて…夢かなって話なんですよ。
さて期待の第1話、始まります。
一話あらすじを3行で
- ワンパンマン登場
- サイタマがワンパンマンになった経緯
- 今回の敵は「ワクチンマン」と「カニランテ」「最強を目指した兄弟」「バリカスタムよ649zマークii」「地底人」
原作の対応している話はそれぞれ「1撃目」、「2撃目」、「3撃目」、「オリジナル」、「4撃目」です。
アニメ1話に原作4話分を突っ込んでくる無謀さ、嫌いじゃない。
原作1話が15ページくらいなんですが、だいぶ内容が凝縮されているので動画にすると結構さくさく進むんだなぁというのを体感できます。
にしても25分に5話も詰め込んでおきながら話の展開があまりにも自然。素人ではないよなぁ…。
感想
映像・作画編
こんなイケメンな目の死んでるハゲいるかよ。
想像してた5倍くらいの破壊力だった。びっくりした。
マッドハウスの作画は『DEATH NOTE』で見てたから知っていたけど、デスノートはアクションではなかったから動きが大きくなかったんだよね。
それがどうだろう。『ワンパンマン』ではご覧の結果である。
特にOP映像ね…こんなに凝って大丈夫か…。
逆作画崩壊しすぎていて、見ている間ずっと「贅沢ww」って笑ってた。
この衝撃は『パンティー&ストッキング』を超えたね…。
(ちなみにパンストの逆作画崩壊している変身シーンはこちら)
声優編
1話の声優は以下の通り。
(画像はアニメEDより)
ワクチンマン、見た目も声もフリーザ様かと思っt(大人の都合により規制)
サイタマの落ち着いた、かつのっぺりとして適度に無気力な声は非常にキャラに合っているなぁと思いました。
芯もあって主人公向きのいい声だぁ…。
アニメ公式サイトでヒーローたちの声優が紹介されていたのでそちらもあわせて確認。
主な声優一覧は以下の通り。
(画像はアニメ公式サイトより)
経歴を見るとサイタマ役の古川慎(ふるかわまこと)さんは、本作で多分有名になるんじゃないかなぁっていう印象。
それにしても、声優があまりにも豪華だけど大丈夫か…?
梶裕貴、櫻井孝宏、浪川大輔、鳥海浩輔、小西克幸、小野坂昌也、宮野真守、中村悠一っておいおいどこからお金出てるの…w
個人的に、最推しの、最推しの(大事なので2回)あんげんが出てるのがもう本当に嬉しくてな!!!
しかもなかなかかっこいい渋いキャラなので、今後に乞うご期待。
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考察
ヒーローの存在
ものすごく大量に人が死んでるけど、この国は軍とか無いの?ヒーローしか居ないの?w
ヒーロー協会による災害設定は分かるけど、なんか「最初の数万人の犠牲はしょうがないよね」的な世界観てどうなんだろうw
対怪人編
ワクチンマン戦:サイタマが「くそったれぇえぇ」って叫ぶシーン、「あれ、この人こんなに感情的だったけ?」と思ったけど、1話の中に「感情がない」のシーンまで無理やり盛り込んでくるためのネタ振りだったって考えると納得。
サイタマのキャラクター像の説明とそのギャグっぷりをすっきりとまとめた1話(※ここまで約3分)
カニランテ戦:敵と主人公が会話をしながら主人公の経歴を語っていく方法ってあまりないから面白かった。敵が主人公(まだ一般人)を一度逃がすのも面白い。
たった数分の間に、
- 就活で落ちてもう死のうかなっていうくらい気力がないのに人を助けたいという情熱はあるサイタマ⇔何もかも手に入れたはずなのに何の感情もないサイタマ
- 「持たざる者」である一般人のサイタマ⇔「持つ者」であるヒーローのサイタマ
っていう対比が見事に描かれていて、展開が秀逸。
スーパーでカニ爪買うシーンが好き。
最強兄弟戦:「敵に気づかない理由が小銭を探してたから」ってそんなんあるかよ、好き…。兄弟が登場した時の曲がカッコよすぎる。ギャグアニメ(?)にしては作画も音楽も本気なので、ギャップが大きくてさらに笑える。
敵役の弟が真面目で真っすぐな人間なところがサイタマと完全にかぶっていることで、サイタマの強すぎるむなしさがうまく表れてる。あと「最強」っていうのを体現する存在が現れたことで、逆にサイタマの存在が際立ってる。本人があんまり語りたがらないし、「最強」っていう称号をつまらなく思っている分、他の人が「最強」を褒めてかないと定義がわかんなくなる。
そして「あっ」で街が滅びる。
バリカスタムよ649zマークii戦:サイタマの自分語り用敵。地味に卵が割れる音をちゃんと入れてるのができ過ぎててムカつく細かい。暗い道で一瞬明るい自販機の前に来たけどそこで卵が割れちゃう、っていう表現も、サイタマの出口の見えない感情の喪失が表現されてるのかな、すごい。
生活シーン、サイタマの苦悩とそれでも意外と淡々と普通っぽく生活してるサイタマの様子がかなりギャップがあって面白い。風呂でおならすんな。
この頃のサイタマって収入源何だったんだろう…。
地底人戦:作画本気出しすぎww筆っぽい線画が入るの勢いあってめっちゃかっこいい。(BL〇ACHかな?とか言わない)地味にパジャマが破けていく描写にじわじわ笑ってしまうけどw
あとサイタマの筋肉の線よすぎ。止めてみると1枚1枚の絵の書き込みの多さに感動する。最後の地底王に向かって走っていくところとか、何度でも繰り返して見られる…。
戦闘シーンの曲もかっこよすぎる。ギターよ…。サントラ出ないかなw
…とここまで感動させておいての夢オチですよ。ギャグマンガだもんね…知ってた…感動した私がばかだった、ごめん…。
MEZAまSHIとか細かいネタ挟まないと制作陣は死んじゃうのかな。
そうだよね、こんなに作画枚数書いてたらネタ挟みたくもなるよね。笑っちゃった悔しい。
深読みだけど戦闘直前、サイタマの家のベランダにサボテンがある描写は「何か飼いたいような気がするけど常に戦いの中に居るから世話できるか分かんないし、でもまあ結局ワンパンで終わるから今日も普通に帰宅するんだろうけど手をかけるペット飼うのも面倒だし、でも何か生命に触れていたい(長い)」、っていうサイタマの微妙な深層心理とかついてるのかなと思うと地味にぐっとくる物があるよね。
あと、期待する戦闘が出来なかった最後にもう一回サボテンが出てくるの、やっぱりワンパンで終わっちゃったサイタマを「おかえり」って笑って慰める感じでサボテンたん惚れてまうやろ…!ED曲がネコとサボテンの曲にしか聞こえなくてもう、ね。
- 「全体をまとめて」
敵倒すとき、基本グロいけどそこはいいのかしら。
まあ、モザイク入ったりしてるわけでもないからいいのか。気にしないことにする。
某火星探索アニメと同じ展開にならなくて本当に安心しています。
戦闘曲が相当かっこいいんだけど、2話以降の敵でも使われるのかね。
一回きりじゃもったいないと思ってしまうレベル。
サイタマの生活感がものすごくいいよなぁと。
風呂にアヒルちゃん浮かべて、湯船の中でおならするヒーロー。
布団敷きっぱなし、パソコン開きっぱなし、紙くず置きっぱなしのヒーロー。
完全に一般人。なのにヒーロー。このギャップ最高。
作られたギャップじゃないところが本当にいい。引っ越した先のアパートの隣に住んでそう。
まとめ
というわけで、1話でした。
ジェノスがラストでちらっと見えたけど、歩いているときに金属音がするんですよ。
凝ってるよね…凝ってるよ…。
2話も期待大です。それでは!
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