目次
最近なーんか調子が悪い、というあなた
最近、
- なんだかずっと疲れが取れない
- いつもおなかが空いている気がして何かが食べたい
- 常に何かに追われている気がして焦る
こんな症状を感じていることはありませんか?
その原因、もしかしてあなたが日常的にしてしまっている”あの行動”かもしれませんよ…。
今回は狐がこれらの症状に悩んでいたときの実体験と、それを改善した流れについてお話します(‘ω’)ノ
すべての原因は…「マルチタスク」!?
「マルチタスク」とはもともとパソコンの用語ですが、一般的には「複数のタスク(こなさなければいけないこと)を同時に処理すること」の意味で使われることが多いです。
あなたはマルチタスクと聞いてどんなイメージを持ちますか?
普通、色々な作業を同時進行でバリバリとこなしていく有能な人のイメージが浮かぶのではないでしょうか。
電話をとりつつパソコンに何かを打ち込みつつ手帳に何かを書き込みつつ…なんかかっこいいですよね。頭よさそうで。
そして単純な狐もそんな姿に憧れて、一度に複数の作業をこなそうとやっきになっていました。
が。
このマルチタスク、聞こえはいいですが一歩間違うと「ながら作業」になってしまいます。
そしてその結果、狐は知らないうちに気持ちに負担を抱えていたのでした…。
ケース1:いつもおなかが空いている気がする→原因:食事中のスマホ
今年の5月ころから「なんだか常におなかが空いている気がする」という謎の症状に悩まされてきた狐。
しっかりご飯は食べているのに、なぜかいつも口が寂しい…。
最初はガムをかんだりグミを食べたりと口を動かすものでごまかしていましたが、だんだんと食欲を抑えられなくなりご飯の間にパンやお菓子、しまいにはおにぎりなどの炭水化物をとるようになってしまいました。
食べ終わってみるとかなりおなかが苦しく、「実際は空腹ではなかった」と言うことに気がつくのですが時すでに遅し。
ぱつんぱつんになったおなかを抱えてソファに倒れこむ日々…。
まあもちろん太りますよね。でもなぜかやめられない。
しまいには逆流性食道炎を起こしてしまい、相当苦しい思いをしました。
常に胸焼け。横になりたいけど横になると苦しい。でも食べたい。もうどうしろと。
実はこの過食、「スマホを見ながらの食事」に原因があったのです。
それに気がついたのは、スマホを家で充電したまま食事に出かけた時のことでした。
食事を注文した後、スマホが手元にない狐は暇なのでお店の人が料理を作る様子をじっと見ていました。
ああ…狐の生姜焼きが焼けていく…と思いながらのんびりと待つ時間に、ふと「あれ、なんかこういうユルい時間って久しぶりかも。」と感じました。
普段は少しでも時間が空くとスマホでニュースをチェックしたり、動画を見たり、ツイッターを見たりと大忙し。
無意識のうちにしっかり目を酷使し、大量の情報を取り込んでそれを消化しないまま頭の中に雑然と置いていたことに気がつきました。
そして生姜焼き到着。
いただきまーすと一口食べてびっくり、「あれ、なんかめっちゃおいしい。」
いつも食べている料理のはずなのに、なぜか味もしっかりとして食べ応えがありやたらとおいしいのです…。
ナンダコレーと思いながら食べているうちに、その原因に気がつきました。
そう、狐は料理を食べることに集中していたのです。
目の前にある料理をちゃんと目で見て、匂いをかぎ、取り分けて食べる。
この一つ一つの動作をきちんとこなした結果、普段ついついお行儀が悪いとわかりながらやってしまう「スマホを見ながらのごはん」では味わうことのできなかった満足感を得ることができたのです。
その後、食事の時には本やスマホ・テレビを見るのをやめて食事に集中したところ、毎回の食事で得られる満足感が格段にアップ。
ご飯を食べること自体が楽しくなり、食べ終わるときちんと「おなかがいっぱいになった」と認識できるようになりました。
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ケース2:常に何かに追われている気がして焦る→原因:作業の同時進行
これはしばらく前からあったのですが、なんだか常に「時間がない気がする」「まだやることがある気がする」という気持ちに襲われていた狐。
この原因に気がついたのは、「とても面白そうな本を買った」時のことでした。
普段は何か作業をしている間にも気が散ってしまい、「メール見なきゃ」だの「先にレイアウトを変えよう」だのといろいろなものに手を出してしまう狐。
しかしその日、気になっていた「傾聴」に関する心理学の本を買った狐は家に帰るまで待ちきれず、近くのカフェに入り1時間その本を読みふけったのです。
読み終わってふと顔を上げるまで、頼んだアイスコーヒーの氷が溶けることも忘れて完全に本に集中していました。
その時の達成感と言ったら、もうね。
ここしばらく味わっていなかったような、スッキリとした「あーー楽しかった!!」という満足感でいっぱいでした。
そこで思い出したのは、「一つのことに集中して満足するところまで終わらせると、気持ちがいい」ということでした。
色々なことに手をつけてどれも中途半端に進めてしまうと、常に複数のことについて意識しなければならないので頭も使いますし気持ちも休まりません。
その点、一つのことに一気に力を注いで終わらせてしまえばそこでその作業は区切りがつくので安心して別のことをすることができます。
そんな単純なことですが、「マルチタスク」という言葉に踊らされていた狐はその感覚をすっかり忘れていたのでした。
なんだかずっと疲れが取れない…最も大切なのは「集中力」
さて「食事」と「作業」という二つの例を見てきましたが、勘のいい方はお気づきでしょう。
そう、「マルチタスク」とは失敗すると「常に複数のことに気を取られてどれにも集中できていない状態」になってしまうのです。
つまりもっとも重要なのは「集中力」です。
集中することができないため、結果が出せない(区切りのいいところまでたどり着けない)。
↓
そんな仕事が複数たまっていく。
↓
さらに集中力が分散し、仕事が進まなくなる。
という悪循環にはまった結果、24時間「何かしなきゃいけなかった気がするのに、するべきことが何だったかもわからない」という混乱状態から抜け出せずに頭や気持ちをすり減らしていたのです。
常に”何か”に気をとられているため、オンとオフの切り替えがうまくいかず「休むこと」や「遊ぶこと」にも罪悪感を感じるようになってしまっていました。
効果ばつぐんの改善策「シングルタスク」!
そこで、狐と同じような症状の方におススメしたいのが「シングルタスク」。
つまり一つのことをはじめたら、それが終わるまでは他のことをしないということです。
その際、いくつかポイントがあるのでまとめておきますね!
作業の区切りの目安は、自分の気持ちを最優先に。
「終わり」の基準は自分がすっきりできるところを目安に決めましょう。
例えば文章を書くとき、一気に最後まで書こうと思うと終わらずにモヤモヤしてしまうため「3ページ分」など自分のいけそうな範囲で区切りを設定するんです。
そしてきちんとそこまで済ませることによって、脳が「ちゃんと終わった」と認識してくれて気持ちを切り替えることができるようになります。
途中で生まれる作業は、(基本的には)最後にまとめて。
何かをしていると、途中で「あ、これもやらなきゃ」ということがでてくることってありますよね。
そんな時は、基本的には「全部まとめて最後に一気に行う」が正解です。
ただし途中で出てきた作業の内容があまりにもバラバラな場合は、その都度こなして終わらせてしまった方が「シングルタスク」により近くなります。
そこは臨機応変に。
作業の区切りは「嫌になる前に」。
いくらできそうだからと言って作業の区切りを「まるまる一日」のように長く設定してしまうと、絶対に途中で違うことがしたくなります。
そこで区切りは自分ができることよりも短めに設定しておきます。
そうすると作業が終わった時点でまだ余力があり、かつ次にするべき作業のめどが立ちやすいために次回の作業に入りやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか(‘ω’)ノ
情報のあふれている社会で過ごしていると、気になることがどうしてもたくさん出てきてしまいますよね。
大事なのは「何をしないかを決めること」です。
もしも「なんだかずっと調子が悪い」という方は、「シングルタスク」を試してみてくださいね!
ではでは(‘ω’)ノ
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